糖尿病・高血圧・ 脂質異常症
糖尿病・高血圧・ 脂質異常症

糖尿病とは、血液中の血糖値が慢性的に高い状態が続く病気です。主に1型糖尿病と2型糖尿病に分類されますが、日本では2型糖尿病が圧倒的に多く、代表的な生活習慣病の一つです。 2型糖尿病は、血糖値を下げるインスリンの分泌不足や、インスリンの働きが悪くなることが原因で起こります。過食、運動不足、肥満、ストレスといった生活習慣の乱れや遺伝的要因が発症に深く関係しています。 糖尿病を放置すると、高血糖状態が血管を傷つけ、身体中の様々な臓器に影響を及ぼします。特に毛細血管が集中する臓器である目・腎臓・神経に影響が現れやすく、「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」といった三大合併症を引き起こします。さらに動脈硬化を進行させ、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞といった命にかかわる病気のリスクも高めます。
糖尿病の主な原因は生活習慣に深く関連しています。特に以下の要素が重要です。
以下のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
糖尿病の診断には、過去1〜2か月の血糖状態を反映する「HbA1c」や血糖値の測定を行います。 診断基準は以下のいずれか1つが該当し、それが2回以上確認された時です。
糖尿病治療の基本は「食事療法」「運動療法」「薬物療法」です。
炭水化物・たんぱく質・脂質をバランスよく摂り、食物繊維の多い野菜や海藻を取り入れましょう。間食を控え、適量を守ることが大切です。当診療所では個別で食事指導も行っております。(要予約)
ウォーキングや水泳などの有酸素運動を1回20〜40分、週3回以上行うと効果的です。
食事・運動療法で改善が難しい場合、内服薬やマンジャロ注射やインスリン注射を使用します。近年は低血糖のリスクが少ない薬も登場しています。 どの治療方法を選ぶか、またそれをどのように組み合わせていくかは個々の症状や生活パターンによって異なります。当診療所では特に糖尿病の治療には力をいれ、3大合併症を防ぐように必要なら食事指導も行いながら、お一人お一人に無理のない継続できる適切な治療計画を立て、治療と生活改善のサポートを行っています。(眼科専門医による検査も行っております。)
高血圧症とは、日本高血圧学会による「高血圧ガイドライン」が用いられご自宅で測定した血圧が125/75以上、診察室で測定した血圧が130/80を超える状態を指します。高血圧は血圧が高い状態を指し、高血圧症は高血圧が長期間続く状態をいいます。特に糖尿病の患者様にとって高血圧は、心筋梗塞や脳卒中、腎障害といった合併症リスクを高めるため、より厳格な血圧管理が必要となります。
高血圧は原因によって「本態性高血圧」と「二次性高血圧」に分類されます。
日本人の高血圧の大半は本態性高血圧で、その原因は明確にわかっていませんが、リスク因子として以下が影響すると考えられています。
二次性高血圧とは他の病気が原因で起こる高血圧です。代表的な病気には次のようなものがあります。
以下のような症状がある方は、一度血圧を測りましょう。
診察室での測定に加え、家庭血圧を重視します。短期間で血圧が急上昇したり、薬を使っても下がらない場合は、腎機能やホルモン、CTなどで原因疾患を調べます。
治療の中心は生活習慣の改善と薬物療法です。
糖尿病を併発している場合は、果物の摂取にも注意が必要です。
生活改善で効果が不十分な場合は、状態に応じて降圧薬を使用します。原因疾患がある場合は、その治療を優先します。
当診療所では、生活習慣の見直しから薬物治療まで一人ひとりに合わせた血圧管理を行い、合併症の予防と健康維持を支援します。
脂質異常症とは、血液中の脂質のバランスが乱れた状態を指します。具体的には「悪玉コレステロール」とされるLDLコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)が基準値より高くなる、または「善玉コレステロール」であるHDLコレステロールが基準値より低くなることをいいます。 このような異常は知らず知らずのうちに動脈硬化が進行したり肝臓に脂肪が蓄積してしまいます。動脈硬化は心筋梗塞の原因になり、肝臓に蓄積した脂肪は脂肪肝から肝硬変へと重篤な疾患へ進展していくことが分かっているため、脂質異常症は「サイレントキラー」とも呼ばれ放置は危険です。糖尿病との合併はそのリスクはさらに高まるため、積極的な予防や治療が必要になります。
脂質異常症の多くは生活習慣に起因する「生活習慣病型脂質異常症」で、以下のような要因が主な原因とされています。
また、家族歴や遺伝的体質により、脂質異常を起こしやすい体質の方もいます。とくに若年で心筋梗塞の既往がある家族がいる場合は、遺伝性脂質異常症が疑われ、早期からの検査と治療が大切です。
糖尿病のある方は、インスリンの働きが低下することで中性脂肪が増えやすく、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が減少する傾向にあります。脂質異常症と糖尿病の併存は、動脈硬化や脂肪肝の進行を大きく早めるため、特に注意が必要です。
以下のような症状がある方は、早めに検査を受けましょう。
血液検査で、以下のいずれかが基準値を超えると脂質異常症と診断されます。
治療は「生活習慣の改善」と「薬物療法」が中心です。
高血圧や喫煙など他のリスク因子も同時に管理することが重要です。 当診療所では、血液検査による早期発見から、食事・運動指導、必要に応じた薬物治療まで一貫してサポートしています。健康診断で異常を指摘された方は、早めにご相談ください。
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